おすかわ平凡日常記

整え続ける日々

2023-01-01から1年間の記事一覧

限界のない富、大きな貧乏

貧乏は、自然の目的(快)によって測れば、大きな富である。これに反し、限界のない富は、大きな貧乏である。 これは『エピクロス――教説と手紙』に書かれていることであるが、この1つ目の「貧乏」は「ものの量が少ない状態」、「ものの量が実際に使うことが…

「推し」を大事するように

私たちは大なり小なり自分を取り繕いながら他人と接していて、プロのメッキ加工職人とも言える存在であるため、自分の本質さえもよくわからなくなることがあるのだけれど、そのメッキが剥がれたあとの本質的なところは、誰も見ることがない自分ひとりで過ご…

自然的「快」のある暮らし

先日『エピクロス――教説と手紙』という本を読んだ。 自己充足を、われわれは大きな善と考える、とはいえ、それは、どんな場合にも、わずかなものだけで満足するためではなく、むしろ、多くのものを所有していない場合に、わずかなものだけで満足するためにで…

お金に頼り過ぎないように

田圃や畑にお金を撒いても収穫は得られない(田圃や畑がお金に見える政治家や土地開発の業者はいるが)。 最近私はお金ではどうにもならないことをしている人をつくづく「偉いなあ」と思う。最後は誰かが体を使ってやらなければならない。私に「取材旅行に出…

スマホを触る時間をもっと減らしてみるか

ここ最近の心がけとして、残業をしないこと、そして惰性スマホを減らすことを心がけているのだけれど、当たり前だが、それら2つを遂行できた時は帰宅してから寝るまでの間にものすごく時間ができる。 やることをやって時計を見て、まだこんな時間なのか、と…

自分磨き系の情報との付き合い方

日常を整える上では当然のことながら日々の習慣が大事になるのだけれど、では具体的にどのような習慣をやめていき、どのような習慣を採り入れていけばいいのか、その際の有益な参考となったのは、男磨き系のYoutubeチャンネルであった。 国内外を含め男磨き…

運動の目的の確認

最近筋トレのメニューを組み直したのだけれど、そのメニューというのが、少し多すぎると言うか、キツすぎるというか、時間がかかり過ぎるというか、しつこいというか、とにかく私にとっての運動の目的である「適度に動かして体を大事にするための運動」では…

たまの非日常、山谷散歩

東京に来てから1年半以上が経つのだけれど、特段の観光という観光もしていないので、たまには行ったことのところをぶらっと散歩してみようかしらんという気になって、東京の山谷に行ってきた。 山谷というのは東京のドヤ街と呼ばれる日雇い労働者の街で、大…

グンゼのSEEKを購入した

先日、仕事着用の冬物インナーを購入した。 これまではユニクロのヒートテックのベージュを愛用していたのだけれど、かれこれ4年以上着続けているので、さすがに買い替えることにした。 今回購入したのはグンゼのSEEKというで、値段もユニクロのヒートテッ…

身近なカルト

先日、近藤丸さんの『ヤンキーと住職』という本を読んだ。 分別してそのことで苦しむってこともある 例えば「あいつは良いやつ あいつは悪いやつ」といういい方を私もよくしちゃうんだけど でもこれって「自分にとって都合の良い人」のことを「良いやつ」と…

粗末にする習慣が身につかないように

私の母親は靴下を40足ほど持っている。 小さい子どものいる妹夫婦と住んでおり洗濯の頻度は毎日であるため、靴下は最低2〜3足あれば事足りると思うし、毎日気分によって変えたいのであれば7〜10足あれば十分だろう。 母親に、ここにある靴下全部履いてるさ…

ネバギバでラベルを求める

保坂和志さんの『人生を感じる時間』に以下の記述があった。 人生というのは人からラベリングされるようなものではない。もともと人生に貼るラベルなんて存在しない。四十歳を過ぎるとそういうことが実感されるようになる。 私たちは人から良いラベリングを…

余裕がなくなる日常

先日、職場のAさんが私にお土産を持ってきてくれた。久しぶりに実家に帰り、1週間ほどゆっくり過ごしてきたという。 その際にAさんは、今のような働き方でいいのかしらん、と考えてしまったらしい。今の働き方のきつさに改めて気付かされたらしい。 Aさんは…

ニートに不寛容なニートの自分だった

どう考えても、いま目の前にあるこの社会は、人を奴隷的な労働に縛りつけるように全てが動いている。私は小説家だが小説家でさえも、自分が書きたいことを書きたいようにかいているのではなく、多くの小説家は学校の教室で模範解答案を書くように書いている…

「おいしいごはんが食べられない人」になっていないか

先日、高瀬隼子さんの『おいしいごはんが食べられますように』という本を読んだ。 ちゃんとしたご飯を食べるのは自分を大切にすることだって、カップ麺や出来合いの惣菜しか食べないのは自分を虐待するようなことだって言われても、働いて、残業して、二十二…

人のことを認めない人の世界

先日、管理職に業務の相談をしているとAさん(50代女性)がやってきて、管理職の勧めもあって相談を打ち切りAさんの話を聞くことになった。 Aさんは基本的に人間関係で苦しんでいて、月に1〜2回の頻度で私のところにやってきて、色々と話をぶちまけては去っ…

日常の前提

日常生活の乱れは、自分が自分のことを大事に思えていない、自分が自分のことをを軽視していることが根本原因で、逆に自分のことを大事に思えていて、自分を大事にできるのは自分しかしないということがわかっていれば、自ずと日常生活は整いの方向へ向かう…

睡眠・食事・排泄・涅槃

先日、市川沙央さんの『ハンチバック』という本を読んだ。 私と同じような筋疾患で寝たきりの隣人女性は差し込み便器でトイレを済ませるとキッチンの辺りで控えているヘルパーに手を叩いて後始末をしてもらう。世間の人々は顔を背けて言う。「私なら耐えられ…

よく見下されていると感じる人

先日、職場の同僚A(50代男)と話していると、Aには嫌いな上司が複数人いるという。 どうして上司たちのことを嫌いなのかというと、彼らが自分を見下しているように感じるからだという。自分が見下されているように感じるという。 偶然、Aとそれらの上司たち…

非日常的カルボナーラと日常的ツナ缶パスタ

金曜日に会社の自称グルメな人がおすすめなイタリアンレストランに連れて行ってくれた。 そこでその人がおすすめのカルボナーラを注文し食べたのだけれど、これまで味わったことのないような、これまでカルボナーラと思って食べていたものは何だったのだろう…

便秘と日常

私は日帰り登山用の靴を少し持て余していたのだけれど、朝の散歩を始めてからその靴の稼働率が上がり、良かったなーと思っている。 その靴は1年の内の温かい時期に2〜3回行く日帰り登山用の靴で、特に今年は1回しか行けていないのでなかなか出番がなかっ…

私のハラスメント対策

先日、同僚Aさん(50代女性)から長々と愚痴を聞かされたことがあった。 まずは内線がかかってきて電話で、そして次は机を訪れてきて直接愚痴を聞くことになった。 私としては人の話を聞くのはさほど苦痛ではないし、往々にして楽しいので問題はない。(仕事…

ずっとやり続けていくことを大事にしていく

先日、諸行無常の理によって実家の犬が死んだのだけれど、悲しみを感じつつも、やはりな、という感じもした。少し前に実家に帰った時、愛犬はもう一日のほとんどを寝て過ごしていたし、触れると骨と皮だけで、その痩せ具合が手に取るようにわかった。 その一…

自分のために人を肯定する

先日、ラーラ・プレスコットさんの『あの本は読まれているか』を読んだ。同書に以下のようにあった。 「正しいかどうかは重要じゃない。どんなタイプの人間かということを素早く評価するために必要な情報を得ることが大事なの。人は自分でも知らないうちに、…

こんな感じの土曜日だった

昨日は7時前に起床し(寝坊だ)、白湯を飲み、散歩に出かけ、シャワーを浴びてブログを書いた。 朝食は白湯とプロテインとコーヒーとミックスナッツ。 その後は筋トレをして、掃除、洗濯。 掃除をする際、私の部屋はほぼ空になる。 床を箒がけし、拭き掃除す…

自分の絶対領域

私の母は60代にしてもう上の歯がなく、入れ歯になっている。 それはなぜかと言うとこれまで歯を大事にしてこなかったからで、諸行無常の理によってこの世の全てのものは最終的には失うことにはなるが、大事にしていないとすぐに朽ち果ててしまう。 私をはじ…

新NISAについて考えるか

諸行無常の理によってもう10月だ。 2024年から新NISAが始まるらしく、現在NISA制度を利用している私も今後どうしていくかを考える必要がある。 私は現在、楽天証券のNISA口座にてインデックス投資をしており、新NISA口座は自動的に作られることになっている…

重要感を求めて生きている

デール・カーネギーの『人を動かす』という本に以下のような記述があった。 現実の世界では満たされない自己の重要感を得るために、狂人になる人が大勢いることは確かだ 自己の重要感を渇望するあまりに、狂気の世界にまではいって、それを満たそうというも…

人を粗末にするのは簡単

先日、デール・カーネギーの『人を動かす』という本を読んだ。この本には、いかにして人に気持よく動いてもらえるのか、良い感じの人間関係を作っていくにはどうすればいいのかが書かれている。同書には以下のことが書かれていた。 人を批評したり、非難した…

プッシュアップバーを購入した

先日、プッシュアップバーを購入した。 購入したのはGrongのプッシュアップバーで、接地面が大きくて滑りにくく、グリップが真っ直ぐで、スポンジが施されているので握っていても痛くなりにくいことから購入に至った。値段も良心的だ。 これまではトレーニン…