ここ数日は実家に戻り、姪っ子たちと朝から晩まで遊び散らしていたのだけれど、とてもいい時間を過ごすことができた。 子供を見ていると、面白い。 子供は事あるごとに、私はこんなことができる、あんなことができる、私のほうが早い、私のほうが強い、私の…
お金に余裕ができにくい理由 使わないものにお金を使っている 使っていないものは捨てる 捨てたくなければ使う 記号や観念や意味といった漠然としたものにお金を使っている まとめ 浪費は満足をもたらす。理由は簡単だ。物を受け取ること、吸収することには…
あの姿を見てたら、アンさんがカミングアウトできなかった気持ちが痛いほどわかった。アンさんはきっと、すごく辛かったと思う。 アンさんは苦しんでいた。自分の心と体のカイリに、それを母親に告白できない葛藤に、きっとずっと苦しんでいたのだ。繰り返さ…
最近、だんだんと酒との付き合い方がわかってきた。 そもそも酒というのは1滴であっても身体にとっては毒らしいので、「酒は毒物」という大前提に仁王立ちする必要がある。 でも飲む時は飲む。 「自分は今はうまい毒物を飲んでいる」という前提で飲む。 飲…
先日、友人と高尾山に行ってきた。 私は基本的に、温かい時期にしか登山には行かないし、登山に行く時は一人なので、今回は初めての冬の登山、誰かと一緒の登山ということになる。 高尾山は初心者でも気軽に登りやすい山で、友人と談笑しながら登るにはちょ…
未成熟な人間が、この心理的な段階で、あいかわらず権力や暴力といった枠組にとらわれた心的態度を見せることがしばしば観察された。そういう人びとは、今や解放された者として、今度は自分が力と自由を意のままに、とことんためらいもなく行使していいのだ…
収容所監視者だということ、あるいは逆に被収容者だということだけでは、ひとりの人間についてはなにも語ったことにはならないということだ。人間らしい善意はだれにでもあり、全体として断罪される可能性の高い集団にも、善意の人はいる。境界線は集団を超…
精神の自由などいつでも奪えるのだと威嚇し、自由も尊厳も放棄して外的な条件に弄ばれるたんなるモノとなりはて、「典型的な」被収容者へと焼き直されたほうが身のためだと誘惑する環境の力の前にひざまずいて堕落に甘んじるか、あるいは拒否するか、という…
先日、職場のレイアウト変更があったのだけれど、その段取りがなかなかうまくいっておらず、嘱託職員のおじさんたちが、同レイアウトを企画した管理職について文句を垂れていた。 何か思い通りに行かないことがあった時に、私たちはつい人を責めてしまうが、…
先日、朝食用のナッツとプロテインを購入した。 いつも購入しているのは「食はこ」さんというショップのものだ。 ナッツもプロテインも毎日確実に摂取するものなので、わけのわからない余計なものはないに越したことがない。 生活の基本中の基本、基礎中の基…
身内を特別扱いした厨房係を責めるつもりはない。だれもが遅かれ早かれ生死の分かれ目に立たされるという状況で友達を優遇した人間に、だれが石を投げる気になるだろう。石を手にするなら、自分がその立場だったらやはりそうしないだろうか、と胸に手を当て…
現場監督がなにも知らないくせにわたしの人生を決めつけるのをただ聞いているしかなかったとき、わたしはかっと頭に血がのぼった。 ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』 私たちは相手のことをありのままに捉えているようで、実際は自分の中で相手を決めつ…
私の床掃除の順番は以下のとおり。 ①ほうきで掃き掃除 ②クイックルワイパー(もしくはウェーブ)で拭き掃除 布団やマットレスなどベランダに出せるものは出してしまい、部屋をほとんど空っぽな状態にして、床全体の埃やゴミをまずは外に掃き出す、それから拭…
大多数の被収容者は、言うまでもなく、劣等感にさいなまれていた。それぞれが、かつては「なにほどかの者」だったし、すくなくともそう信じていた。ところが今ここでは、文字通りまるで番号でしかないように扱われる(より本質的な領域つまり精神性に根ざす…
必要なものだけで良しとした暮らしは単純で、穏やか 凪良ゆう『汝、星のごとく』 人間関係も持ち物の量も、自分にとって必要な量、自分がきちんと使うことのできる量、大事にできる量の範囲内に抑えておくと本当に生活が落ち着いて穏やかになる。 これはどう…
誰の、なんの役にも立っていない自分に価値があるとは思えない。 凪良ゆう『汝、星のごとく』 世の中には無職の人を価値がない人間として見て、「役立たず」と言って責め立てる人がいる。 そして、無職の人の中にも自分は何の役にも立っていないとして、自分…
先日、職場の新年会があったのだけれど、近くに座った人の中にずっと自分の話をしつづける人Aさんがいて、実際心底疲れた。 ずっと自分の話をし続けるタイプの人にはこれまで何度か遭遇したことがあるが、私の印象だと、50代以降の男性に多い。 彼らは本当に…
父親に捨てられた子供、婚期を逃した娘という哀れみとはまったく逆に歯車が回り、若い子たちからは憧れの目で見られ、同年代からはやんわりと牽制され、年配の人たちはわたしをどう扱ったらいいのか戸惑っている。けれどわたしは本当に変わったのだろうか。 …
先日、歯の定期検診に行ってきた。 歯の定期検診は3〜4ヶ月に1度のペースで行っていて、かれこれ4年以上継続できている。 この習慣は実におすすめで、どんなに歯磨きをネバギバの精神で頑張っていても、諸行無常の理によって私たちの歯はどうしようもな…
仮に論破できたとしても、信頼されるどころか恨まれかねませんし、論理的に説得できたからといって人が動くわけではありません。 頭のいい人は、議論の勝ち負けではなく、議論の奥にある、本質的な課題を見極めようとします。 議論になるのは、その人の根底…
確証バイアスとは、自分の都合のいい情報ばかり集めて、自分にとって都合の悪い情報は無視する傾向のことです。人間は見たい世界しか見ないのです。 安達裕哉『頭のいい人が話す前に考えていること』 このような人間は、過酷きわまる外的条件が人間の内的成…
自尊心とは、自分で自分を尊重し、受け入れる態度のことです。自尊心が低いと自分で自分を肯定できないため、他者の承認が必要になってくるのです。 安達裕哉『頭のいい人が話す前に考えていること』 自尊心というのは自分を大事にするということなのだけれ…
けれど本当にわたしがつらかったのは、侮られる程度の自分でしかないという現実だったんだろう。わたしが今のわたしに価値を見いだせない。だから言いたいことも言えず、飲み込んだ自身の不満で自家中毒を起こしている。 そう考えると、問題の根本は自分なの…
後知恵バイアスというのは、その結果を知ったから判断しているのに、あたかもその結果を知る前から予測していたように考えてしまう心理状況です。 安達裕哉『頭のいい人が話す前に考えていること』 政治や社会について発言するのは簡単なのだ。いまの政治や…
どんなに圧倒的な結果を出してきた優秀な人であっても、 「嫌われることが不安で怖い」 と言います。 安藤広大『とにかく仕組み化』 人から嫌われるかもしれないと想像して言いたいことが言えなかったり、やりたいことができなかったりすることは多いのだけ…
「なぜミスしたんだ?」と、”個人”を責めるか。 「どうすれば防げたのだろう」と、”仕組み”を責めるか。 安藤広大『とにかく仕組み化』 私たちは物事が思い通りにならなかった時に、まずはその原因となったであろう悪人を探し出し、その悪人を責めることによ…
そういえば2023年に読んでよかったなーと思えた本は以下の5冊。 (とはいっても、2023年に読んだ本はどれもよくて、その都度良い時間を過ごすことができた) 1 保坂和志『人生を感じる時間』2 保坂和志『いつまでも考える、ひたすら考える』3 國分功一郎…
先日電動シェーバーを購入した。 私は髭が薄い方で、これまでは以下の写真のようなスティック型の一枚刃のものを使っていたのだけれど、これだとちょっとした剃り残しがあったり、剃るのに時間がかかったりしていた。(まぁ、特に気にしてはいなかったが) …
ここ3日間は友人たちと過ごし、非日常が続いた。 その間に、酒を飲んだ。ジャンクフードを食べた。夜更かしをした。 無論、それらは大切な友人たちとの人間関係を整えるために必要なことであったし、楽しかったので、それによって生じた乱れは楽勝で問題が…
評価するべきものを評価する。 評価するべきでないものを評価しない。 企業理念に近づくことは、よい 企業理念から遠ざかることは、ダメ 安藤広大『とにかく仕組み化』 組織におけるモノサシは「企業理念」であり、その企業理念というものはテンプレ式に作る…