おすかわ平凡日常記

整え続ける日々

今年買って良かったもの5選(2023)

今年も欲しいものはきちんと買い、使わないものは捨てることができたように思うのだけれど、今年買ったもので日常的にきちんと使っているもの、つまり私の日常にとってとても大事なものになっているものを5つ紹介しよう。(今年はまだ1ヶ月ほどあるが、こ…

合鍵を作った

後輩曰く、先日家の鍵を紛失し、10万円を支払う羽目になってしまったという。 自分の部屋の前に着いたのは夜遅くで、酔いと寒さと眠さから、管理会社にではなく、「鍵 紛失 開ける」みたいな感じのニュアンス的な雰囲気で調べたら検索エンジンのトップに出て…

「自分の価値」と「何か」とを連動させようとする思考パッターン

少し前に私は仕事でミスをし、幾分多くの関係者に迷惑を掛けてしまった。 その時はやはり落ち込んだのだけれど、今では何ともなくなっている。 私たちは基本的に怒りや落ち込みを感じることがあって、その怒りや落ち込みの渦中にいる時は、その怒りや落ち込…

「平凡だから価値がない」という思考パッターン

私たちは他人との差に対して優越感をいだきたいと思っている。そうして他人よりも優位な人間になること、あるいは他人よりも優位な人間だと思えるようになることが幸福だと思っている。 自分はやっているけれど、他人はやっていない状態 自分はできるけれど…

ラジオ体操のような日常が理想

日曜日は懸垂とジョギングの日で、懸垂を終えてジョギングをしようといざ外に出ると、雨が降っていたので一旦部屋に戻った。 雨でジョギングができない時はHIITという全身運動をやることにしている。 トレーニングマットを敷いて、Youtube動画のとおりに体を…

今年の習慣の振り返り

諸行無常の理によって今年も残り約1ヶ月となった。 自分にとって今年良かったことは日常生活を見直して、自分を整えるための日常をある程度組み立てることができたことだ。 自分を整えるためには、心身を乱す習慣から離れて、心身を整える習慣を取り入れる…

私もプー太郎が好きだ

私は大学時代はろくに就職活動もせず、卒業後はニートになったのだけれど、そのニート時代に以下の文章に出会ってすごく救われた。 新聞やテレビがニートを問題にするとき、「生涯で得られる収入の差が正社員とアルバイトでは二億円になる」とかそんな金の話…

お気に入りの習慣:朝の冷水シャワー

散歩の習慣を始めてから約2ヶ月が経つのだけれど、散歩と同時に始めたことが冷水シャワーで、これがまた気持ちが良い。 冷水シャワーを習慣として始めた頃はまだ9月の半ばで、普通に暑い時期であったため、冷水シャワーが比較的導入しやすかった。 もう11月…

大事にする方向性で

幸福と祝福は、財産がたくさんあるとか、地位が高いとか、何か権勢だの権力だのがあるとか、こんなことに属するのではなくて、悩みのないこと、感情の穏やかなこと、自然にかなった限度を定める霊魂の状態、こうしたことに属するのである。 (出隆、岩崎允胤…

モンベルのスーパーメリノウールを購入した

先日、モンベルのインナー(シャツとタイツ)と靴下を購入した。 インナーはスーパーメリノウールの中厚手、靴下はメリノウールの中厚手を選択。 シャツは仕事時以外の着用を想定し、タイツは寝ている時以外の着用を想定し、靴下は自室にいる時の着用を想定…

限界のない富、大きな貧乏

貧乏は、自然の目的(快)によって測れば、大きな富である。これに反し、限界のない富は、大きな貧乏である。 これは『エピクロス――教説と手紙』に書かれていることであるが、この1つ目の「貧乏」は「ものの量が少ない状態」、「ものの量が実際に使うことが…

「推し」を大事するように

私たちは大なり小なり自分を取り繕いながら他人と接していて、プロのメッキ加工職人とも言える存在であるため、自分の本質さえもよくわからなくなることがあるのだけれど、そのメッキが剥がれたあとの本質的なところは、誰も見ることがない自分ひとりで過ご…

自然的「快」のある暮らし

先日『エピクロス――教説と手紙』という本を読んだ。 自己充足を、われわれは大きな善と考える、とはいえ、それは、どんな場合にも、わずかなものだけで満足するためではなく、むしろ、多くのものを所有していない場合に、わずかなものだけで満足するためにで…

お金に頼り過ぎないように

田圃や畑にお金を撒いても収穫は得られない(田圃や畑がお金に見える政治家や土地開発の業者はいるが)。 最近私はお金ではどうにもならないことをしている人をつくづく「偉いなあ」と思う。最後は誰かが体を使ってやらなければならない。私に「取材旅行に出…

スマホを触る時間をもっと減らしてみるか

ここ最近の心がけとして、残業をしないこと、そして惰性スマホを減らすことを心がけているのだけれど、当たり前だが、それら2つを遂行できた時は帰宅してから寝るまでの間にものすごく時間ができる。 やることをやって時計を見て、まだこんな時間なのか、と…

自分磨き系の情報との付き合い方

日常を整える上では当然のことながら日々の習慣が大事になるのだけれど、では具体的にどのような習慣をやめていき、どのような習慣を採り入れていけばいいのか、その際の有益な参考となったのは、男磨き系のYoutubeチャンネルであった。 国内外を含め男磨き…

運動の目的の確認

最近筋トレのメニューを組み直したのだけれど、そのメニューというのが、少し多すぎると言うか、キツすぎるというか、時間がかかり過ぎるというか、しつこいというか、とにかく私にとっての運動の目的である「適度に動かして体を大事にするための運動」では…

たまの非日常、山谷散歩

東京に来てから1年半以上が経つのだけれど、特段の観光という観光もしていないので、たまには行ったことのところをぶらっと散歩してみようかしらんという気になって、東京の山谷に行ってきた。 山谷というのは東京のドヤ街と呼ばれる日雇い労働者の街で、大…

グンゼのSEEKを購入した

先日、仕事着用の冬物インナーを購入した。 これまではユニクロのヒートテックのベージュを愛用していたのだけれど、かれこれ4年以上着続けているので、さすがに買い替えることにした。 今回購入したのはグンゼのSEEKというで、値段もユニクロのヒートテッ…

身近なカルト

先日、近藤丸さんの『ヤンキーと住職』という本を読んだ。 分別してそのことで苦しむってこともある 例えば「あいつは良いやつ あいつは悪いやつ」といういい方を私もよくしちゃうんだけど でもこれって「自分にとって都合の良い人」のことを「良いやつ」と…

粗末にする習慣が身につかないように

私の母親は靴下を40足ほど持っている。 小さい子どものいる妹夫婦と住んでおり洗濯の頻度は毎日であるため、靴下は最低2〜3足あれば事足りると思うし、毎日気分によって変えたいのであれば7〜10足あれば十分だろう。 母親に、ここにある靴下全部履いてるさ…

ネバギバでラベルを求める

保坂和志さんの『人生を感じる時間』に以下の記述があった。 人生というのは人からラベリングされるようなものではない。もともと人生に貼るラベルなんて存在しない。四十歳を過ぎるとそういうことが実感されるようになる。 私たちは人から良いラベリングを…

余裕がなくなる日常

先日、職場のAさんが私にお土産を持ってきてくれた。久しぶりに実家に帰り、1週間ほどゆっくり過ごしてきたという。 その際にAさんは、今のような働き方でいいのかしらん、と考えてしまったらしい。今の働き方のきつさに改めて気付かされたらしい。 Aさんは…

ニートに不寛容なニートの自分だった

どう考えても、いま目の前にあるこの社会は、人を奴隷的な労働に縛りつけるように全てが動いている。私は小説家だが小説家でさえも、自分が書きたいことを書きたいようにかいているのではなく、多くの小説家は学校の教室で模範解答案を書くように書いている…

「おいしいごはんが食べられない人」になっていないか

先日、高瀬隼子さんの『おいしいごはんが食べられますように』という本を読んだ。 ちゃんとしたご飯を食べるのは自分を大切にすることだって、カップ麺や出来合いの惣菜しか食べないのは自分を虐待するようなことだって言われても、働いて、残業して、二十二…

人のことを認めない人の世界

先日、管理職に業務の相談をしているとAさん(50代女性)がやってきて、管理職の勧めもあって相談を打ち切りAさんの話を聞くことになった。 Aさんは基本的に人間関係で苦しんでいて、月に1〜2回の頻度で私のところにやってきて、色々と話をぶちまけては去っ…

日常の前提

日常生活の乱れは、自分が自分のことを大事に思えていない、自分が自分のことをを軽視していることが根本原因で、逆に自分のことを大事に思えていて、自分を大事にできるのは自分しかしないということがわかっていれば、自ずと日常生活は整いの方向へ向かう…

睡眠・食事・排泄・涅槃

先日、市川沙央さんの『ハンチバック』という本を読んだ。 私と同じような筋疾患で寝たきりの隣人女性は差し込み便器でトイレを済ませるとキッチンの辺りで控えているヘルパーに手を叩いて後始末をしてもらう。世間の人々は顔を背けて言う。「私なら耐えられ…

よく見下されていると感じる人

先日、職場の同僚A(50代男)と話していると、Aには嫌いな上司が複数人いるという。 どうして上司たちのことを嫌いなのかというと、彼らが自分を見下しているように感じるからだという。自分が見下されているように感じるという。 偶然、Aとそれらの上司たち…

非日常的カルボナーラと日常的ツナ缶パスタ

金曜日に会社の自称グルメな人がおすすめなイタリアンレストランに連れて行ってくれた。 そこでその人がおすすめのカルボナーラを注文し食べたのだけれど、これまで味わったことのないような、これまでカルボナーラと思って食べていたものは何だったのだろう…