おすかわ平凡日常記

整え続ける日々

整えるための革靴

先日、革靴を購入した。

購入したのはリーガルの2504というモデル。

 

このモデルはロングセラーらしく、日本のサラリーマンにとっては定番の1足らしい。

 

「日本製」「定番」「ロングセラー」そういうものに私は弱い。

 

ガラスレザーでゴム底なので雨の日もあまり気にすることなく履くことができる。

 

それにグッドイヤーウェルテッド製法なのでソールの交換もでき、長く使い続けることができる。

 

プレーントゥなのでストレートチップの革靴よりもカジュアルにはなるが、よほどかっちりした場面でなければ、スーツに合わせても問題ないだろう。

 

日本のサラリーマンというコスプレを楽しむ感じで嗜んで行こうと思う。

 

靴幅は2Eで、私にとっては大きめの作りになっている。

 

普段履く革靴のサイズは25.5なのだけれど、2504は24.5に落ち着いた。

(だからやっぱり靴は試着して買う必要がある)

 

履き始めは結構固めだけれど、段々と馴染んできてばっちりの履き心地になるような気がする。

 

仕事用の革靴は3足とし、それを機械的に履き回していくが、雨の日は順不同で2504を履いていこうと思う。

 

これまで雨の日用の靴として据えていたアシックスのランウォークは手放すことにした。

約6年ほど愛用してきたが、とてもいい靴だったと思う。

 

2504はガラスレザーでできているため、ガラスレザー用のケア用品も買ってみた。

東急ハンズにあるケア用品全てを見比べて、これが唯一「用途」欄に「ガラスレザー」という文言があったし、Youtubeでもおすすめされていた。

 

靴磨きはとても好きな時間なので使ってみるのが楽しみだ。

 

靴磨きや掃除や洗濯のように身近なものをケアしていく、整えていく、大事にしていくという営みそのものが自分に幸福感をもたらしてくれる(だから僧侶は掃除を重要視するのかもしれない)

 

またこのローションはその他の革製品にも使えるので、カバンや財布やベルトのケアにも使ってみたいと思う。

 

これで仕事用の革靴が固まった。

左から

スコッチグレイン(内羽根・ストレートチップ・革底)

ジャランスリワヤ(内羽根・ストレートチップ・ゴム底)

リーガル(外羽根・プレーントゥ・ゴム底)

 

どれもちゃんと履いて、ちゃんとケアして長く愛用していこうと思う。

 

大事なことは高級靴を手に入れることそのものではなく、大事なものを大事にし続けることだ。

 

もちろん多少値が張るほうが大事にしようという気が起こりやすくなるため、そういう意味では自分が本当に気に入ったもの(そういうものは得てして値が張る)を買うというのは有効と言える。

 

しかし、あくまでもその目的は他人を見下し優越感を得るためではなく、ちゃんと使って大事にしようという思いを起こし、起こし続けやすくするためだ。

 

そしてその大事しようという心がけや思いが自分の世界を温かいものにし、幸福なものにする。(世間的価値や市場価値とは関係なく、身近な物や人を大事にしている人は絶対に幸福だ)

 

まさかこの短期間で革靴を2足買うことになるとは思わなかったが、物欲は抑制せずにちゃんと買う、そして新しいものを買うと使わないもの(使い切れないもの)が出てくるため、その使わないもの(使い切れないもの)はちゃんと捨てる、この繰り返しによって、自分の身の丈(時間と労力の限界)を知り、何を手に入れても死んだ時には全てを置いていくことになるという諸行無常の理を実感することができる。

 

声出して切り替えていこうと思う。