おすかわ平凡日常記

整え続ける日々

非日常から日常に移行する快楽

ここ数日間は京都と大阪と神戸で遊び呆けていた。

 

以前、職場でお世話になった方が今月末で退職されるということで送別会に参加することになり、ついでに会える人には会うことにし、その結果、約3日間にわたりひたすら飲み続けていた。

 

幸いなことに、朝から晩まで長く薄く飲み続けていたせいか二日酔いはないのだけれど、疲れがすごい。

 

帰宅した昨日は目覚まし時計のアラームを解除し、時間の許すかぎり寝ることにした。

 

この疲れを見越して今日は休みを取っているので、家事や買い出しや筋トレをしてゆっくりと体のギアを調整して、非日常モードから日常モードへ移行していこう。

 

誰かとワイワイガヤガヤやる非日常は非日常で確かに楽しいが、やはりこの平凡で平穏な日常が人生のほとんどなのだからこの生活が自分の軸であり本体でもある。

 

そして日常から非日常へ移行するときの楽しさと、非日常によって乱れた心身が日常を通じて整っていく感じ、この穏やかな感じがすごく気持ちが良い。

 

非日常を思う存分楽しめるのも日常のおかげだ。

 

わたしたちは日常が苦しいが故に非日常ばかりを追い求めてしまうところがある。

 

どうして日常が苦しいのかというと、日常を大事にしていないからで、地味で平凡な日常には価値がない、非日常こそが人生の目的である、という精神で生きてしまうからだ。

 

私もかつては非日常ばかりを追い求め、その結果、国内外をプラプラと放浪していた時期もあったが、どんなに非日常を思い求めても、非日常も繰り返せば日常になり、結局は日常に引き戻される。

 

基本的には淡々と平凡な日常を送り、時折舞い込んでくる非日常を楽しむくらいがちょうどいい。

非日常は積極的に追い求めるものではない。

 

これが今のところの心情だ。

 

今日はゆっくり整えて、非日常から日常への移行の際に生じる平穏な快楽を味わうことにしよう。