おすかわ平凡日常記

整え続ける日々

平凡な自炊

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私は基本的に自炊をしているのだけれど、周囲の人からよく毎食作ることができるなーと言われることがあるが、自炊習慣がなかなか身につかない人は、おそらく自炊のハードルが高すぎる。

 

毎日違うメニューを作らないといけない、バエる料理じゃないといけない、みんなが知っているような名前のついた料理じゃないといけない、他人を見下せるような高尚な料理じゃないといけない、などと思い込んでいるのかもしれない。

 

私は自炊しているとは言え、作るメニューは限られている(無理なく作る気になれる料理は至極限られている)。

 

・玄米(炊くだけ)

・味噌汁(野菜を切って、茹でてて、味噌を溶かすだけ)

・干物の焼き魚(焼くだけ)

・肉炒め(適当に味付けして焼くだけ)

スクランブルエッグ(適当に味付けして焼くだけ)

 

こんなもんだ。これに納豆やキムチやめかぶやもずくを気分によって付け加える(ない時もある)。

 

もちろん上記のメニュー以外の料理も作ることがあるが、それは時折程度だし、その例外メニューのレパートリーも2〜3つしかない。

 

基本的に一週間の内に作るメニューが一定なので買う食材もあまり変わらない。味噌汁に入れる野菜を気分に応じて変えるくらいだ(やっぱ旬の野菜が安くてうまい)。

 

休日は昼も夜も上記のメニュー内で済ませる。

 

平日の昼はおにぎりと味噌汁だけで済ませる。

(味噌汁はスープジャーに味噌と粉末だしと長ねぎとしめじを入れて職場に持っていき、職場でお湯を注いで味噌汁を完成させる。)

夜は上記のメニュー内で済ませる。

 

朝は白湯とプロテインとナッツで済ませる。

 

自炊習慣が身につくと、健康的で経済的でうまい料理にありつくことができるので、その分生活が整うようになる。

 

自炊をするためのモチベーションは節約したいとか、自分はこんなに価値のある人間なんだと他人に自分の価値を認めさせたいとか、他人を見下したいとか色々あるかもしれないが、これらのモチベーションだと続きにくいこともあるかもしれないので、自分を大事にするために自炊をする、自分を整えるために自炊をする、というモチベーションもありかもしれない。

 

節約することが目的であれば、食事をカップラーメンだけで済ませるとか、インスタント味噌汁とコンビニおにぎりだけで済ませるとか自炊以外にも選択肢はある。

 

他人に自分の価値を認めさせる、他人を見下すためであれば、外食したほうが楽で早い。あるいはテイクアウトしたものを盛り付けるだけでもできるだろう。

 

しかしながら食べるということにおいて、自分を大事にするためには加工食品ではない素材・食材を自分のために自分の手で料理すること、つまりは自炊が唯一にして最良の選択肢になる。

 

自分を大事にするために必要十分なメニューをこれからも淡々と作り続けていこう。