おすかわ平凡日常記

整え続ける日々

整理習慣のおかげで安定している

月に1度の資産のチェックを行った。

 

ありがたいことに資産は確実に増えている。

 

特に今月は株価の調子が良いのか増え幅が特に大きかったが、それも諸行無常の理によっていずれ株価が大きく下がった時に吸収され、均されていくだろう。

 

私にとっては資産が増大していくことそのものよりも、月々の出費が安定していることのほうが重要だ。収入内における月々の出費が安定していれば自然と資産は増えていく。資産チェックはそのために行っているようなものだ。

 

私は現在、独身一人暮らしで毎月10〜13万くらいの生活を送っている。

 

この生活において何の不自由もない。部屋も衣服も食事も十分に揃っているし、娯楽も読書と運動とサウナと日帰り登山くらいで、特に金のかかる趣味を必要としていない。時々、知人・友人と飲みに行くくらいだ。

 

これから独身一人暮らしをする限り、どれだけ自由に使えるお金が手元にあったとしても、私の生活水準はほとんど変わらないと思う。

 

その理由は、整理を習慣にしているからだろう。

 

整理というのは、使っていないものは手放す、という習慣だ。

 

私たちは「これが欲しい」、「これは必要」と判断し、ものを手に入れるが、「これが欲しい」、「これは必要」というのはまだ頭の中の概念遊びの域を出ていない。思い込みの域を出ていない。そのものを使っている自分をただただ想像しているだけだ。

 

じゃあ現実はどうなのかを知るためにどうすればいいのかというと、そのものを実際に使っているかどうかという軸で判断すればいい。

 

「欲しい・必要」というのが、ただの思い込みだったのか、現実に即したものだったのか。使っていなければそれはただの思い込みだったということだし、使っているのであればそれは現実に即した判断だったということになる。

 

そして、整理を実践し、使っていないものを捨てることで、自分がいかに思い込みの中で物事を判断しているのかがわかる。思い込みと現実には差があるということを思い知ることができる。

 

また、かつてはよく使っていたけれどここ最近は使わなくなってしまったものを通じて、自分の生活が変わってきていることを実感することもできる。

 

さらに、手に入れたけれど全くと言っていいほど使っていないものと向き合うことで、無駄に向き合い、捨てることによって無駄を受容できるようにもなる(使っていないものを捨てられないということは、それを手に入れるために使った時間やお金や労力は無駄だったという事実を受け入れようとしていないということだ)。

 

欲しいものはきちんと買う。そして、整理を実践し、使っていないものは手放す。

 

そうすることで、自然と身の丈を知ることができるようになる。自分が使える部屋の広さや使えるモノの量、時間を割くことができる活動の量、それらには絶対的な限界があるということが、だんだんとわかってくる。

 

だんだんと欲しいもの(必要だと思っているもの)と実際に使うことができるものの量には大きな差があることに気がつく。そして、どんなに欲しいものをたくさん手に入れても、使っていなければ全部無駄なのだから、使っていないものに費やした時間やお金や労力も無駄じゃんけとなる。

 

そうなると、自然と持ち物は減り、ものが増えなくなってくる。

使わないものを溜め込むこともなくなり、冷蔵庫は2週間ほどで中身がほとんど入れ替わる。ものが滞留することなく、活動し、循環する。

 

すると自然とお金は貯まってくる。

 

私たちの多くは実際に使わないもの(あってもなくても何の影響もないもの)、あるいは他人を見下すためのもの(自分の優位性を示すためのもの)に多くの時間とお金と労力を注いでいるが、それらは結局全部無駄だ(後者がなぜ無駄なのについての説明は割愛するぜ)。その無駄がなくなれば、お金が貯まるのは当然の結果なのであーる。

 

整理を習慣にするとそういうのもだんだんとしみじみとわかってくる。

 

なんかまとまらなくなってきたが、これからも整理を続けていこう。

 

以上です。