先日デジタルカメラを購入した。
スマートフォンがガチムチに発達した今日において、今更デジタルカメラを買う人はあまり多くはないと思うのだけれど、私の場合、スマートフォンがガチムチに発達して
いるが故に、デジタルカメラを購入したことになる。
私は数週間前から惰性スマホを減らすためにスマートフォンの電源を切り、それをクローゼットの奥の箱の中に入れている。
そのおかげで意味もなくスマホを触る、特に見たくもない動画をダラダラと見続けてしまう、ということが激減し膨大な暇な時間を生み出すことができているのだけれど、一方で、何かと写真に収めておきたい場面というものもあり、しかしながらその度にクローゼットの奥からスマホを取り出し、電源を入れるというのも面倒だし、写真を撮ったらそのまま再び惰性でスマホをさわさわしてしまうことは目に見えている。
スマホを触らずに写真を撮る方法、それすなわちデジタルカメラということになる。
てなわけで、購入したのはキャノンのIXY650というモデルで、2016年に発売されたモデルらしい。
私にとっては十分過ぎるほどの機能があり、小さくて気軽使えると思う。
それに日本製というのも良い。
スマホがガチムチに発達しているため、現在販売しているこの手のデジタルカメラの種類は実に少ない。
IXYシリーズはスマホが全然普及していなかった学生時代に使っていて、個人的にはとても馴染み深い。そして以前使っていたIXYは、今では姪っ子のおもちゃになっている。
最近のデジタルカメラはスマホやPCに無線で写真を送信することができる。
私としては、IXY650とPC(Mac OS)間で、直接無線接続したかったのだけれど、カメラとMacを接続するために必要なソフトウェアがないようで、カメラとPCの直接無線接続は諦めた。
その代わりに、「image.canon」というCanonのクラウドサービス(無料)を経由してPC側へ写真を転送することにした。
おかげで、カメラで写真を撮る、カメラ側でアップロードする、PC側でダウンロードする、ということができる。
「image.canon」はなかなかの優れもので、アップロードした写真を自動でGoogleフォトやGoogleドライブに転送してくれたり、自動でPC側へダウンロードしてくれる機能もある。
そういった機能はまだ使うつもりはないが、デジタルカメラの世界もここまでガチムチに発達しているのかと驚いてしまった。
今のところはクラウドによるPCへの転送で特段の不自由はないのだけれど、使いにくかったらSDカードを直接PCに読み込ませればいいだろう。
長く大事に使っていこうと思う。