『心理的安全性のつくりかた』という本を読み始めた。
心理的安全性というのは、チームの一人ひとりが意見や疑問や指摘を言いやすい環境であるということを意味する。
そのようなチームのためにはまずはリーダーが、それとともにメンバーが心理的柔軟性を身につける必要があるらしい。
心理的柔軟性は以下の3つ。
1 変えられないものを受け入れること。
2 変えられるものを目標や理念に沿って変えていこうとすること。
3 この瞬間・この状況・この文脈では何が大切なのか見極めること。
まだ読んでいる段階なので全容はまだわからないが、読んでいてとても勉強になる。
私は別に何らかのチームを率いているわけではないが、心理的安全性や心理的柔軟性は日々の日常生活においても非常に役に立つと思われる。
これまで読んで印象的だったのは、何かを問題にする時に「心」や「気持ち」や「精神」を注目にするのではなく「行動」に注目するということだ。
たとえば、「Aさんはやる気がないから仕事に取り掛かるのが遅い」と批判する人がいたとする。
しかし、Aさんの「やる気」を問題にして「もっとやる気を出せ」と言っても、やる気なんて出そうと思って出せるものではない。
ここで、「やる気」は変えられないものと受け入れ、変えられる「行動」に注目する。
「やる気のある人」はどのような行動をとっているのかに注目し、例えば、デスク周りを定期的に整理している、書類を分類しファイリングしている、スケジュール管理表を作っている、他人に仕事を振っている、というように「やる気」という精神を「行動」に分解する。
そしてその行動を真似してみる。実践する。体得する。
そうすることによって「やる気」があるかないかに関係なく、その一連の行動は「あいつはやる気がある」と評価にいずれはつながっていく。
まぁ、そんな感じのニュアンス的な雰囲気の塩梅っぽいことが書かれており、おもろいなー、と思った。
まぁ、大きな変化を一気にもたらすのは無理が生じやすく続かないので、至極小さなところから行動を変えていくのが定石だろう。
なので、自分はAさんに、要らないボールペンを捨てるところから始めてみれば? と助言してみる。
すると、自分のAさんに対する行動も整理しやすいし、Aさんも具体的に行動しやすい。
まぁ現実的に物事はそう円滑に進まないかもしれないが、一つの物事の整理の仕方として「心」ではなく「行動」を問題にするという考え方は知っておいて損はないだろう。
これから読み続けていくのが楽しみであーる。
P.S.
今日はサウナに行きたい。